「この雑穀をどう消費者にアピールするか」という商品コンセプトや特長を、スムーズに組み立てることができるようになりました。
=現在のお仕事内容を教えてください。
食品メーカーの商品開発部門で、単品雑穀、ブレンド雑穀、雑穀を原材料として使用した加工食品の商品企画に携わっています。主に商品のパッケージの企画を担当しています。
=雑穀エキスパート講座を受講された時期ときっかけを教えてください。
入社4年目に受講いたしました。立場上、商品を企画するうえで、雑穀に関する深い知識が求められる機会が多くなり、社内のOJTだけでなく、+αで雑穀について深く学んでみたいと感じていました。また、営業スタッフやお客様から雑穀に関する質問を受けた際に、的確な回答が出来ないことがあり、自分にはまだまだ知識が不足していると痛感していました。
雑穀エキスパート講座を受験することで、雑穀に関する一歩踏み込んだ知識を身につけて、日々の業務に活かしたいと思ったことがきっかけです。
=受講されていかがでしたか。
それぞれの雑穀の特性だけでなく、栽培方法や栄養学的な部分など、学習の範囲が多岐にわたっていることに驚きました。日々の業務では決して学ぶことのできない分野もあり、講座を受講することの意義を肌で感じて、とてもわくわくしたことを覚えています。
=資格取得後、お仕事の中でどのような変化がありましたか。
商品を企画するうえで、雑穀エキスパート講座で得た知識をもとに、「この雑穀をどう消費者にアピールするか」という商品コンセプトや特長をスムーズに組み立てることができるようになりました。また、それらの情報をパッケージで表現するうえでも、的確な表現ができるようになったと感じています。
社内の営業スタッフやお客様から雑穀についての問い合わせを受けた際にも、講座を受講したことにより的確な回答ができるようになりました。
=雑穀エキスパート認定者として、雑穀の魅力について伝えたいことを教えてください。
雑穀は、色、食感、風味、栄養素などそれぞれに個性豊かな特長があり、その特長を踏まえて組み合わせたり、特長に合う料理に使うことでアレンジが自由自在にできる万能食材です。
雑穀米ごはんはここ数年で多くのご家庭や飲食店に浸透しましたが、今後は、お米に混ぜて炊くという一般的な使い方だけではなく、新しい発想や視点での雑穀レシピや商品がどんどん生み出されていくと思います。
全国の雑穀エキスパート認定者の方々が、ご自分の持つ知識やスキルを生かして、それぞれのフィールドで活動することにより雑穀の市場はますます広がっていくはずです。
そのことにより、新しい雑穀の魅力を、多くの方に感じていただけるとうれしく思います。
松澤 巴恵 さん
ベストアメニティ株式会社 商品開発部 リーダー
雑穀エキスパート資格 2009年取得