《雑穀対談》雑穀クリエイター 田中雅子さん × 雑穀アドバイザー 田中優宏さん

雑穀を通じて知り合い、仕事を通じて活動を拡げる有資格者対談。
田中の名字と玉川高島屋S・Cつながり。

雑穀を通じて仕事上のつながりもある、それぞれの専門分野でご活躍中のお二人に、協会事務局が入居している製粉会館談話室で対談していただきました。

=雑穀に関する今のお仕事について教えてください。
(田中 雅子さん)
自宅料理教室を始めて23年、雑穀に特化した教室のm-kitchenは10年になります。美味しく、健康に、手軽に雑穀ある食卓を多くの生徒さんに提案させていただいています。初心者のクラスと、春夏秋冬の食材を使った年4回の雑穀のクラス、毎日の食生活に役に立つ雑穀レクチャーもあり、笑いの絶えない、和やかな料理教室です。生徒さんが作った雑穀料理写真を送っていただいたり、ご家族の感想や、皆さんの笑顔が私の励みになっています。

(田中 優宏さん)
大阪府岸和田市にある、パン製造メーカーの株式会社米麦館タマヤ「タマヤパン」で代表をつとめています。商品開発は、基本的に営業や製造メンバーで進めていくのですが、雑穀を使ったパンの開発に関しては、事前に相談されることが多く直接アドバイスを行っています。

=玉川高島屋S・Cでつながりのあるお二人です。
(田中 雅子さん)
月に3~4日、玉川高島屋S・Cのフーズビューローでコンシェルジュをしています。新商品案内や季節のおすすめ、夕食レシピなど、食料品店街に関する情報をお客様の目線に立ってご紹介、ご案内するカウンターです。
私を含めてスタッフはすべて、玉川高島屋S・Cの顧客というところは、新しいフードコンシェルジュといえます。最近は、雑穀を取り扱う店舗も増えてきて、ご案内にも力が入ります。

=玉川高島屋S・Cさんでは、タマヤパンさんが催事出店されていますね。
(田中 雅子さん)
タマガワ(玉川高島屋)のお客様は、ワンランク上のライフスタイル、特にシンプルで上質なものを好まれます。素材ひとつ一つを厳選し、丁寧に製造されたタマヤパンさんのパンは大変美味しく、タマガワらしさを追求するお客様にぴったりだと思い、催事担当の方をご紹介いたしました。毎回、タマヤパンさんは大変人気の催事となっています。また、年に一度の「にこたまパンまつり」にも出店され、田中優宏社長はトークショーにも出演して活躍されています。

(田中 優宏さん)
催事を行う
までは、我々のパンが玉川高島屋のお客様に受け入れられるのか?と不安もありました。しかし、実際に販売してみると「素朴な昔ながらのパン」というようなイメージで、お買い上げいただいたお客様から本当に好評でした。

(田中 雅子さん)
最近のパンのトレンドとして、原材料にこだわりがあり、シンプルなパンが人気のようで、タマヤパンさんの持つイメージそのものです。また現在は、高級食パン専門店が注目を集めています。S・C館内をはじめ、周辺にも新店舗が展開されて行列を作っていますよ。

=雑穀を活用したパンのこれからの商品開発について教えてください。
(田中 優宏さん)
今は、五穀食パンや十六穀の全粒粉ブレッドなど、どちらかというとお米でたとえると、白米に混ぜる雑穀米のようなイメージの商品が多いので、今後はもっと雑穀をベースにした、雑穀好きの人に食べていただけるような商品を作りたいと思っています。

(田中 雅子さん)
その色や食感、栄養価など、雑穀らしさが生かされた商品があるとよいと思います。食材との組み合わせで栄養価がアップしたり、相乗効果が期待できます。また雑穀の粉も様々な可能性があると思います。
現在、大手パン会社様の依頼により、雑穀パンのレシピを提供するお仕事をしていますが、美味しい雑穀パンが増えると、とてもうれしいですね。

=雑穀の資格仲間でもありますが、講座を受講したきっかけを教えていただけませんか。
(田中 優宏さん)
弊社はパン屋のほか、グループ会社で乾物関係を扱う会社を経営しているので、雑穀のことは知っていたのですが、深く理解していなかったので、資格講座をきっかけに勉強して仕事に活かそうと思いました。

(田中 雅子さん)
子供たちを育てる中で食育を学び、その中で雑穀が日本人の食文化を支えてきたことを知りました。家庭でもごはんに混ぜて食べていた雑穀ですが、新しいことを知るたびに魅せられ、雑穀の畑のこと、生産のこと、栄養価、機能性などきちんと勉強したくなったのがきっかけです。

(田中 優宏さん)
講師もされている田中雅子さんの講習を受けてみて、雑穀が気軽に料理に使うことが出来るということ、また、よりヘルシーに食材を雑穀に置き換えることができ、美味しい料理になることがよくわかりました。やはり、一番感じたのは、まだまだ知らないことが多く、自分自身がもっと雑穀の勉強をしないといけないなと思いました。

=これから雑穀の勉強をしようと考えている方へメッセージをお願いいたします。
(田中 優宏さん)
僕自身、雑穀アドバイザーの資格まで取得しましたが、まだまだ勉強中です。この資格を取得するにあたり、もちろん資格試験の勉強もしましたが、日本雑穀協会さんや田中雅子さんも含めて雑穀好きの方に多く出会い、その方々からたくさん学ぶことができました。今でも教えていただく事が数多くあり、このことは資格講座を受講した大きなメリットです。
まずは、あれこれ考えず”やってみる”ことが大切だと思います。

(田中 雅子さん)
雑穀は知れば、知るほど、その魅力に惹きつけられる優秀な食材です。雑穀は古臭いイメージがありましたが、今や新しい食材として注目されています。食感が楽しかったり、とろみがついたり、かさまししてダイエットに良かったり、彩がきれいだったりと作り手も楽しく、食べる方も楽しい魅力的なヘルシーエイジングな食材です。
これからも毎日の食卓に美味しく、健康に、笑顔になる雑穀レシピをご紹介していきたいと思っています。また、雑穀を軸に多くのみなさんと交流できるコミュニティーも作っていきたいと思っています。

田中 雅子 さん 自宅料理教室 m-kitchen 主宰
雑穀エキスパート資格 2006年取得、雑穀アドバイザー資格 2007年取得、雑穀クリエイター資格 2012年取得

田中 優宏 さん 株式会社米麦館タマヤ 代表取締役社長
雑穀エキスパート資格 2012年取得、雑穀アドバイザー資格 2016年取得

 

有資格者インタビュー記事